『学びを結果に変えるアウトプット大全』を読んだ 〜アウトプットによってのみ、自分を取り巻く現実世界を変えることができる〜
アウトプットしまくっている精神科医の樺沢さんの本です。
mottox2さんが書評書いていて、気になったので読んでみました。
目次
本の概要
「アウトプットによってのみ、自分を取り巻く現実世界を変えることができる」
「では、どうアウトプットをしていけばよいのか」
を主軸に、著者が実践しているアウトプットの手法が紹介されています。
80の手法が紹介されており、「話すこと」「書くこと」「行動すること」に分けて紹介されています。
いくつか気になった言葉や手法をご紹介したいと思います。
気になった言葉や手法
アウトプットによってのみ、自分を取り巻く現実世界を変えることができる
情報をインプットするだけで発信や行動をしない場合、「新しいことを学習したぞ」という達成感はあるかもしれませんが、そこで終わりです。
インプットした情報を元に、行動したりアウトプットすることによって、周囲に変化が起こり、結果として自分を取り巻く現実世界が変化します。
勉強会に参加したり、本を読む前には事前に「自分が何を知りたいのか」を整理しておく
勉強会や本でインプットをする前に、「自分が何を知りたいのか」を整理しておくことで、知りたい内容に入った際に自然と集中力が高まり、学習効果が高くなります。
クッション話法
「相手にマイナスの情報を伝える場合は、まずいい部分を伝えてからマイナスの情報を伝える」という手法です。クッションが入ることで、相手が素直に受け入れやすくなるそうです。
悪い例:「最近遅刻が多いようだな」+「せっかく業績がいいのに台無しじゃないか」
いい例:「最近業績もアップしているしすごく頑張ってるな」+「ただ遅刻が多いのは問題だな。時間厳守で頼むよ」
「いい話」-->「悪い話(指摘したいこと)」をテンプレートとして使っていこうと思います。
「価値 > 価格」の構図を作ること
「価値 > 価格」の構図が成り立てば、強引な営業や無理な売り込みをしなくても商品やサービスを買ってもらえます。
この構図を成り立たせるために、価格を下げる戦略をとることが多いように思います。
それではジリ貧になってしまうので、「価値を上げること」「価値をいかに伝えるか」に注力していきたいですね。
講演などを聞く中で「改善したい」と思ったら、改善したい内容を3つくらいToDoにして残す
各種勉強会に参加した際、「"この技術面白そうだなぁ"、"今度触ってみよう”と思ったものの、結局何もしていない」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
勉強会でとったノートに、「次に実行する内容」を実行可能で具体的なToDoにして3つ残すことで、スムーズに行動に移せるようにします。
「ワクワクする方」「直感でいいと思った方」を選択する
チェスのプロに盤面を見てもらって、次の一手を考えてもらう実験をしたところ、「直感で選んだ一手」と「熟考して選んだ一手」は86%一致したそうです。
日常生活で何かの選択を迫られた際に、直感では「面白そう!やってみたい!」と思ったとしても、熟考することによって「大変だから。今忙しいから」のような打算的な考えが過ぎり、結局行動に移さないという経験があるのではないでしょうか。
直感を信じてすぐに決断できるようになっていきたいと感じました。
1日1時間、週2回の運動で頭が良くなる
1日1時間、週2回の有酸素運動で脳の神経が発達するそうです。
健康増進のためにやっていたランニングをやめてしまって久しいので、また運動再開します。
情報発信による格差
資本が価値を持つ時代には、資本を使う資本家と、資本のために働く労働者で格差が生じました。
情報が価値を持つ現代では、情報を使って発信する人と、情報を受信するだけの人にも格差が生じます。
最後に
本を読む前は、漠然と「ブログや講演でアウトプットを続けよう」「アウトプットによって自分の市場価値をあげよう」ということしか考えていませんでした。
「ブログを書く」、「外部で登壇する」以外のアウトプットについては、具体案は無かったのですが、この本を読むことで「どうやってアウトプットすればいいのか?どうやって市場価値を上げるのか?」が自分の中で具体化されたように感じました。
この本に書いてある手法は、大半は日常的にできるものなので、小さなアウトプットのステップを積み重ねて習慣化し、成長していきたいですね。
習慣化に便利そうなツールを探したところ、こんなアプリを見つけたので早速ダウンロードしました。
ToDo
- 自分の生活に合った有酸素運動の方法を調べる。
- 相手の顔を見て話すのが苦手なので、顔を見て話す練習をする。
- 周囲の人と話す回数を意識して増やす。