「【大阪】GCPUG Kansai 〜 Cloud Next Extended ~」に参加した
5/14にグランフロント大阪 ナレッジキャピタル ナレッジサロン プレゼンテーションラウンジ で開催された「GCPUG Kansai 〜 Cloud Next Extended ~」に参加してきました。
先日サンフランシスコで「Google Cloud Next '19 San Francisco 」が開催されました。
その中で発表された新サービスの紹介を聞いてきたので、ブログに残しておこうと思います。
目次
紹介のあったサービス
スライドの内容ではなく、口頭でお話されていた内容のメモを記載しています。
聞き間違いなどあればご指摘いただけると嬉しいです。
Anthos(アンソス)
- GKEで動かしているサービスの管理やポリシー運用をサポートしてくれる
- クラスタのポリシーはgitと連携させて管理することが可能
- IstioというOSSが使われている
- Istioはコンテナ上のアプリケーション間の依存や通信、認証をしてくれる
- GKEとGKE On-Prem(オンプレKubernetes)で連携が可能(すごい)
- これにより、データの性質やサイズの問題でクラウドに置きづらいデータも扱うことができる
- かなり大きな組織が使うことになりそう
- GKE On-Premはオンプレ環境だが、gcloudコマンドでクラスタの管理などができる
Cloud Run
GKE Sandbox
- サンドボックス化されたコンテナ
- 第三者のアップロードしたコードなど、信頼できないコードをSandbox内で実行する
- gVisorというOSSを利用している
- 気になるが、現在はエンタープライズ向けにのみ提供されている模様。個人でも試せるようになったら試してみたい。
AutoML Tables
- Tables(構造化データ)を学習させることができる
- BigQueryやCSVからデータを読み込んで学習させることができる
- データを自動的に判定して、分析に利用してくれる
- 時間、文字列、数値など
- データが欠損している場合も、ある程度自動で使える状態にしてくれるらしい
- データの種類に応じて、適切な分析手法を選択してくれる
- 『機械学習を使うための機械学習』が裏で動いており、これまでプロの技だった分析を誰でもできるようにしてくれる
- Kaggleコンペでも、トップではないまでもトップ500くらいに入れた
AI Platform
- MLエンジンという名前で既存のエンジンをフルマネージドで提供している
AI Hub
- 機械学習のソリューションやサンプルコードを集めたもの
- AI Hubで探したnotebookをボタン一発で自分のAI Platformで動かせる
AI Platform Notebooks
- Colaboratoryの代わりに使える
- Colaboratoryと違い、12時間超えても使える
- Colaboratoryと違い、サポートも受けられる
BQML
- BigQueryで機械学習が使える!
- これまでBigQueryはSQLでできることしかできなかったので、機械学習を使おうと思うと一度エクスポートして別サービスを利用する必要があった
- TensorFlowの学習データをBQMLで使うことで、BigQueryで画像検索ができる
- 検索対象の画像と、BigQuery内の画像の特徴量から類似画像の検索ができる
- 画像だけでなく、音声データの検索なども可能
- 30秒程度で100万件の画像データの中から類似画像を探すことが可能
最後に
最近コンテナに興味があって、GKEを触ったりしていたので、GKE周りは特に興味深かったです。
GKE SandboxやgVisor周りが気になったので、下記のスライドを参考にしつつ、実際に手を動かして試してみたいですね。
www.slideshare.net