kapieciiのブログ

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「仕事は楽しいかね」を読んだ

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年末年始頃、近所の古本屋に立ち寄ったところ、以前「さとうだいすけ」さんのブログで紹介されていた「仕事は楽しいかね」があったので買ってみました。

dskst9.hatenablog.com

目次

ストーリー

空港が大雪で閉鎖された一夜のお話。
主人公は、たまたま出くわした老人から”成功”についての講義を受けます。
講義を受ける中で、主人公がこれまで信じてきた”成功の法則”が間違いであることに気づいていきます。

本書の中では、実際にチャンスを掴んだ事例を挙げながら、人生を楽しく生きるための方法と、チャンスをつかむための心構えを紹介しています。

紹介されていた事例

コカ・コーラやリーバイスなど、いくつかのチャンスを掴んだ事例が紹介されていました。

コカ・コーラ

コーラを生み出した人は、有能で努力家の薬剤師だそうです。たくさん研究をして多くの薬を作り出していました。
そんなある日、従業員が頭痛薬を水に薄めて飲んでいました。頭が痛いわけではないのに。
従業員に習って自分も味見してみると確かにうまい。「炭酸水にしたらもっとうまいのでは?」と考えた彼が試してみると、とても美味しかった。
これがコカ・コーラの起源だそうです。
おそらく多くの人は「商品を勝手に飲むとは何事だ!」と怒って、従業員を解雇するところでしょう。しかし、彼には「味見してみる心と、そのアイデアを受け入れて、更に発展させる心」がありました。
従業員が水で割ることを見つけたのは偶然ですし、従業員のサボりを見つけたのも偶然です。
しかし、その偶然に至るまでに、薬剤師さんは数多くの薬を作る努力をしていました。そこに幸運やアイデアが偶然舞い込み、彼は幸運を逃さない目と心を持っていました。

リーバイス

リーバイスの創業者は、帆布を売るためにアメリカに渡っていたそうです。
アメリカに渡ってみると、鉱夫達が丈夫なズボンを欲していることを知りました。しかし、自分が持っているのは帆布であって衣服ではありません。そこで彼は仕立て屋を雇って、持っている帆布で丈夫なオーバーオールを作ったところ大ヒットしたのがリーバイスの起源だそうです。
この話でも、創業者の人は商売のために米国に渡るという行動とチャレンジをしています。
そして多くの人は「スボンない?」って言われても「見ての通り、うちは帆布しかない」と断ってしまってもおかしくない場面で、「これはチャンスではないか?」と気づく目を持っていました。
『行動力、チャレンジ精神、帆布を活かせないか考え抜く努力」に加えて、「チャンスを見逃さない目』を持っていたことによる成功です。

考えさせられたこと

読んでいて考えさせられたことを書き連ねてみます。
自分が本の内容を後で振り返るためのメモです。

チャンスをつかむ可能性を上げるために、色々なことに挑戦する

努力して、幸運を受け入れられる状態にすることが必要です。その上で、チャンス見逃さない心と目が必要です。
チャンスを拾えるかどうかは運の要素も強いので、数をたくさんこなす方がチャンスに出会う確率は上がります。
チャンスをつかむ確率を高めるために、色々なことに挑戦することが大切ですね。

このお話は「サルのようにハマり、鳩のように飽きよ」というホリエモンの話と似ていると感じました。自分が使える時間を、できるだけワクワクすること、挑戦することに充てたいものです。

右に倣えをやめること

自己啓発書やビジネス書を読むと、そこに書かれている方法が絶対的正解であるかのように感じでしまいます。
しかし、本書に言わせると、それは「他人と同じことをすることで他人を凌駕する人材になろうとしている」ということだそうです。
先人に習うことは大切ですが、「ピカソの絵をコピーしてもピカソにはなれない」ので、模倣だけで終わらないように気をつけたいものです。

計画性だけが全てではない

多くの会社組織で仕事をするためには、目標や期限を定めて、スケジュールを組むことが求められます。計画性やスケジュールから抜けだして、創造的に仕事をするというのは、すぐに実践するのは難しいでしょう。
しかし、個人的な研鑽や自己の成長という部分については、スケジュールや計画性の考えに縛られずに行動をしていきたいと感じました。

「明日の自分が今日と同じだとしたら、それはマンネリ」「明日は今日と違う自分になる」

日々少しでも成長を重ねていきたいし、成長につながることに挑戦していきたいものです。 「"完璧"は衰退の第一段階」という気持ちで、精進します。

イデアが他のアイデアを惹きつける

先日読んだ「アウトプット大全」の考え方と共通していますが、アウトプットをすることによってのみ、自分を取り巻く現実世界を変えることができます。 アイデア言語化して外に出すことで、他の人に同調してもらえたり、フィードバックをもらうことができます。

kapiecii.hatenablog.com

「宇宙がくれたチャンスに気づくこと」と「問題意識を持って世界を眺めること」

「宇宙がくれたチャンス」というと、何やら怪しい雰囲気がしますが、「日常の中にあるチャンス」という意味です。

先日聞いたEM.FMで言っていた「問題意識を持って世界を眺める」ことと、この本に書かれていた「日常生活の中に沢山あるチャンスを見つける」という内容は一致すると感じました。
EM.FMはキャリアについての回だったので、「問題意識を持って世界を眺めることで、取り組むべき課題が見つかり、結果としてキャリアはあとからついてくる」という文脈でしたが、この本の視点で言うところの「成功」とほぼ同義でしょう。

anchor.fm

まとめ

色々な本に書いてある「計画性が大事」とは違う切り口でしたが、共通する点も多くあると感じました。
「思いついたことを形にして周りに見せること。」が絶対的に自分に不足しています。
私は何かのアイデアを思いついたとしてもメモだけとって、形になるところまでたどり着かないことが多いです。
「チャレンジして、形にして、人に見せる」というのは強く意識しておきたいですね。そうすることで、何かのきっかけを得られるチャンスを増やしていきたいと思います。

ToDo

下記のリストを作成する。

  • 仕事上でやったミスをすべて書きだす
  • 問題点を書き出す(自分のだけじゃなくて他の人の話していた内容も含む)
  • 仕事に関してやっていることをすべて書きだす

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