kapieciiのブログ

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2019年下期読書振り返り

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2020年も12%が過ぎましたが、2019年下期に読んだ本の振り返りをしたいと思います。

2019年上期の読書振り返りはこちら。

kapiecii.hatenablog.com

目次

読んだ本

2019年下半期は下記の本を読みました。 ちょうど月に2冊のペースですね。

  1. 2019/07 仕事が早いのにミスしない人は何をしているのか?
  2. 2019/08 自分を操る超集中力
  3. 2019/08 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
  4. 2019/09 実験思考 世の中、すべては実験
  5. 2019/09 ワンストップPodcast
  6. 2019/09 お金持ちになれる黄金の羽の拾い方
  7. 2019/10 自分のあたまで考えよう
  8. 2019/10 習慣が10割
  9. 2019/10 ghidra pro book
  10. 2019/11 1日30分を続けなさい
  11. 2019/12 運もお金もない人のための資産の増やし方
  12. 2019/12 サイバーセキュリティ レッドチーム実践ガイド

それぞれの本の簡単な振り返り

仕事が早いのにミスしない人は何をしているのか?

著者の方は失敗学会という組織の方だそうです。失敗学会は世界中の失敗事例を学び、失敗を繰り返さない方法を考える学会です。
例えば原発の運用や大規模建造物建築では、ちょっとしたミスが大きな被害につながります。そのため、失敗に対してかなりシビアに対策を行うそうです。 そのような著者の方の経験を踏まえて、ミスを減らす方法が紹介されていました。
「機械が得意なことは機械に任せる」という馴染みのあるものから、「日本式チェックリストと海外のチェックリストの違い」、「品質の高いマニュアルとはどういったものか?」といった内容が説明されていました。
一定期間おいて振り返ってみると、自身の日常の行動に組み込まれているものが多く、本の内容が自身の向上に役立っていることを実感しました。

自分を操る超集中力

人体の構造に基づいて、集中力を高める方法が解説されていました。
語弊を恐れずにすごく大まかにまとめてしまうと、「規則正しいリズムで生活し、姿勢を正し、適切な休息を取る」という内容だったように思います。
本書を読んでしばらくは睡眠時間の確保と規則正い生活が実行できていたのですが、間が開くとまた夜型の生活の戻ってしまいました。今一度生活のリズムを改めようと思います。
瞑想もしばらく続けていたのですが、年末年始のタイミングから途切れてしまっていました。再開します。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

「最初の20%の時間で80%完成させ、残り80%の時間で完成度を高めていく」という方法が紹介されていました。 こちらの著者の方も、朝の時間を有効活用することを薦めています。早起きは苦手なのですが、もう一度朝型にシフトする挑戦をしてみます。
毎週更新しているブログも、週末に慌てて書いて公開するのではなく、週の前半に大体完成させて、余裕を持って公開したいものです。

実験思考 世の中、すべては実験

「普段当たり前に思っている不便な点に疑問を持ち、適切なタイミングで世の中に投入する」という実験についての本でした。
先日のストレングスファインダーの結果にも現れていましたが、私も何かを試してみることが好きです。この著者の考えにはとても共感を覚え、ワクワクしながら本を読み進めました。
世の中に投入する際には、利用者の体験がとても大切です。「如何にして利用者に面白い体験をしてもらうか?」「どうやって多くの人に興味をもってもらうか?」想像しながら実験と投入をすることで、実験をする側も実験に参加する側も楽しくなります。 そして、試してみて得られた経験や感覚が、また次の実験に活かされます。

ワンストップPodcast

親方プロジェクトさんの技術同人誌です。

booth.pm

Podcastを聞く、Podcastを収録する、Podcastを編集する、Podcastを公開する」という一連の流れについて解説されていました。
丁度この本を読んだ頃に、音声コンテンツを作る必要がありました。本書のおかげで技術的な面では躓くことなく、無事にコンテンツを作成することができました。
実際に自分が喋って音声コンテンツを作成してみると、普段聞いているPodcastの発信者の方々のトークスキルの高さをまざまざと実感することができました。人前で喋る機会もあるので、喋りの練習もしていきたいところです。

お金持ちになれる黄金の羽の拾い方

社会の様々な制度の間には歪に存在します。「社会制度の歪を上手く活用することで、経済的に有利な行動が取れる」という内容でした。
社会制度の歪を活用するためには、自分が裁量を持っている必要があります。例えば、一般的な会社員の場合、納税の手続きは全て会社任せになっており、自分でなんとかできる範囲は限られてしまっています。自営業者や会社経営者の場合は、自身で納税の手続きをする必要がありますが、その分制度を有利に活用することもできます。
「自分で裁量をもつこと」「選択を出来ること」には責任やリスクも伴いますが、必要な知識を得て、ルールを活用しながら生きていく必要性を感じることができました。
また税務署職員の方々の苦労なども記載されており、これまで接した事が無かった世界を垣間見ることができて新鮮でした。 本書が面白かったので、著者の方の他の本も購入しました。まだ読めていないので積読になっていまっていますが。

自分のあたまで考えよう

世の中には、様々なデータがあります。それらのデータについて専門家が意見を述べていますが、「専門家の意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考えましょう」という内容でした。
専門家のコメントを見ると、その意見が唯一の正解のように感じてしまいますが、実際にはそうとは限りません。データをみて自分で考えることの大切さを感じることができました。
自分にとって気づきがとても多い本だったので、もう一度読み返したいと思います。

習慣が10割

生まれたときから性格の悪い赤ちゃんと性格の良い赤ちゃんがいるわけではありません。 「人の性格や能力は、日々の習慣によって形成されていく」というお話でした。
本書では、習慣化を実践するための方法が紹介されています。 習慣化のコツは「自分との約束を守ること」という言葉が印象に残りました。私は毎月挑戦する内容を決めて実行するコミュニティに所属しています。「毎日筋トレをする」など自分が決めた、その月の目標を実行する場面で「自分で決めたから」と自分に言い聞かせて実行しています。

Ghidra Pro Book

Allsafeさんの技術同人誌です。

booth.pm

Ghidraは、米国国家安全保障局NSA)が開発したソフトウェアリバースエンジニアリングツールです。 こちらから誰でも無料でダウンロードすることができます。

www.ghidra-sre.org

Ghidraを題材にした勉強会に参加するための予習として、本書をざっと読んで参加をしました。

yamatosecurity.connpass.com

ソフトウェアリバースエンジニアリングは超初心者なのですが、講師をしてくださったAll Safeの皆さんが丁寧に説明してくださったので、なんとか全体像を把握することができました。

1日30分を続けなさい

何年か前に読んだことがあったのですが、読み返してみました。
勉強時間の総量がとても大切だということ、勉強を継続するための方法が紹介されていました。
面白いと感じたのは、三日坊主に対しても「三日坊主を年間50回くらい返したら、1年で150日も勉強したことになる」という内容です。何かの継続が途切れてしまうと、そこで心が折れてしまいがちなので、とても励みになる言葉だと感じました。

本のタイトルは「1日30分」となっていますが、達成する目標の難易度と、締め切りによっては、それなりの覚悟を持って勉強の総量を確保することが大切です。
ここしばらく、やりたいことに対して使える時間が足りないことに悩んでいます。何年か前から、テレビはほぼ見なくなったのですが、それでもまだ足りないです。 最近のスマホは、Digital Wellbeingという機能で自分がスマホを使っている時間と、使っているアプリを確認することができます。私の場合、SNSに使っている時間が多かったので、まずはSNSをする時間の上限を定めて、時間の捻出をしてみようと思います。

運もお金もない人のための資産の増やし方

幾何平均や相関係数、平均分散といった数学的な考え方で、資産を増やす方法が解説されていました。
さらっと読んだだけでは、数式解説を十分理解できず、腹落ちさせることができませんでした。また必要になったタイミングで読み返してみようと思います。

サイバーセキュリティ レッドチーム実践ガイド

攻撃手法から防御方法を考察する目的で、本書を読みました。
レッドチームでは、実際の攻撃者と同じ観点で組織を擬似攻撃します。そして、組織の脆弱性を見つけ、適切な対応を取れるか確認します。ペネトレーションテストとレッドチームの活動は似ていますが、攻撃を仕掛ける対象の範囲が異なるようです。ペネトレーションテストは特定のシステムを対象として実施するのに対し、レッドチームは対象組織の全体を攻撃対象に含めます。例えば、レッドチームの攻撃対象には「組織が入居している建物の物理的なセキュリティ」「組織に属している人間の脆弱性」といったものも含まれます。
本書では、「偵察-->攻撃-->横展開、権限昇格」という流れで攻撃の手法を紹介しています。「紹介されている攻撃を検知・防御するにはどうしたらいいか?」を検討し、勉強会で登壇させてもらいました。 やはり誰かに説明すると記憶への定着率がいいですね。

最後に

2019年上期に「output-学びを結果に帰るアウトプット大全」を読んでから、読書した内容についてノートを残すようにしています。下期に読んだ本のうち、いくつかの本については時間の都合でノートを残していませんでした。今回振り返りをする中で、「ノートを残して自分なりの解釈をまとめた本」と「まとめていない本」で記憶に残っている割合が圧倒的に違うことを体感しました。
2月が終わったら少しだけプライベートの予定が落ち着く見込みです。ノートを残していなかった本についてもう一度考える時間をとったり、読み返したい本を読み返す時間を取りたいと思います。

2019年下期は、生活の効率化についての本を多く読みました。振り返ってみると、それらの本で紹介されている手法には、共通しているものが多くありました。何度も出てきた内容のうち、実行ができていない項目に「睡眠と生活リズムの改善」があります。2020年は生活のリズムを整えることを重視していきたいですね。

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